FTMはトランスジェンダーを指す言葉で、肉体的には女性ですが、性自認は男性という人が当てはまります。
元々、異性愛を前提に構築されている社会では、同性同士の恋愛すらハードルが高かったりします。
更にトランスジェンダーとなると、同じようなFTMの境遇の人と出会うことが難しかったり、理解や受け入れてくれる人との出会いも限られます。
そういう社会的な状況があることから、FTMは、1人で悩み苦しんだり、誰にも相談できないまま我慢し続ける人が存在します。
FTMの自覚があって、恋愛に憧れたり理解者に出会いたいと望むのであれば、FTM出のコミュニティの参加がその切っ掛けになり得ます。
幸い、インターネット上には特定の性に属する人達のコミュニティがあるので、こういった出会いコミュニティに飛び込んでみるのが良いでしょう。
閉鎖的なイメージを持ったり、傷の舐め合いと感じる人もいますが、実際は、FTMお互いをサポートし合って現状を克服するコミュニティや出会いを広げる集まりが多いといえます。
FTMの出会いと恋愛
FTMは、恋愛を目的とした出会いの場が少なかったり、出会いはあってもそれ以上の関係性に発展しないこともあり得ます。
しかし、FTMの集まりに参加して、悩んでいるのは自分だけではないと知ることができれば、辛さが少し楽になったり前向きな勇気が手に入ります。
何か行動しなければ、FTMである自分自身の結局現状は変わらないままですから、前向きになれそうなFTMのコミュニティに加わるのは合理的です。
そこで自分自身がFTMを受け入れ、肩の力を抜いて他人と向き合う余裕が生まれれば、いよいよ恋愛を前提とした人間関係の構築に進めます。
身体が女性で心が男性のFTMとなれば、多くの場合出会いを求める相手は女性です。
中には男性が好きという人も含まれますが、割合的には少数派で、しかも恋愛のハードルは更に高くなります。
まずはFTMの理解者を見つけ、次に恋をする対象を見極めてから、具体的な行動を始めるのが得策です。
トランスジェンダー前の性別で、異性に恋をするのはおかしくないですしし、複雑ながらもこういう関係性はあります。
大切なのは、自分自身の性的な立ち位置を良く理解した上で、恋の現実性のある行動を起こすことだと考えられます。
トランスジェンダー同士の異性愛もあり得るので、FTMだからといって恋愛を諦める必要はなく、FTMである自分自身が、諦めなければ出会いがいずれ実現するでしょう。
問題は、FTMが、自らの性自認を打ち明けると、周りの人達との人間関係が変わってしまうことです。
FTMであるとカミングアウトしても関係が変わらない相手こそが、真の友人だったり恋人になれる可能性のある人物です。
最初からFTMを打ち明けて近づいたり、関係性を築いて距離感を縮める方法もあります。
逆に、関係が深まってからFTMを打ち明けるケースの方が多く、カミングアウトによって関係性が変わることを恐れる人も少なくないです。
1つだけはっきりしているのは、友人から恋人関係になれば、お互いの関係が変わるのは必然ということです。
変化を恐れていては、カミングアウトも告白もできないので、だからこそコミュニティで自分を受け入れてもらい、自分自身も受け入れることが大切というわけです。
現状維持も選択肢の1つですが、恋をして苦しい思いをし続けるなら、思い切って気持ちを伝えてみることをおすすめします。
希望が成就する保証はありませんが、仮にもし失敗してしまったとしても、その失敗が糧となって次に繋がります。
FTMが、高いハードルを乗り越えて気持ちを伝える練習、そう考えれば一見して難しそうでも、できる勇気が湧いてくるはずです。
何事も経験ですし、失敗はやがて笑い話にできますから、悩んで何もしないよりも行動が大事です。
FTMのコミュニティに関わることができると、出会いのチャンスは自ずと増えるので、まずはFTMである自分の居場所を見つけることが先決です。