LBGT(レズビアン・バイセクシャル・ゲイ・トランスジェンダー)のような性的マイノリティに関する認知度が高まってきていますが、X(エックス)ジェンダーについてはあまり注目されることがありません。
そもそも、X(エックス)ジェンダーとは何かと言うと、自分が認知している性別が生まれ持ったものではなく、更に男性・女性と区別することもできないという状態です。
つまりは男女どちらにも属さない中性ということから、X(エックス)ジェンダーは、「第三の性」と呼ばれることもあります。
X(エックス)ジェンダーが、性別のないということは、複雑で他の人には理解されにくいために社会で生きていくときにはいろいろな課題に直面することがあります。
一般的な認知度が低いと、周囲に助けを求めることも難しいのが問題です。
そんなX(エックス)ジェンダーの人はどのように出会い、恋愛をしていくのかということですが、これは人によって事情が異なります。
というのも、X(エックス)ジェンダーは、恋愛対象が男性として生まれて女性を好きになる人もいますし、逆に男性が好きになるX(エックス)ジェンダーもいます。
また、性別にこだわらずに好きになるX(エックス)ジェンダーもいます。
性的マイノリティを抱えている人の場合、恋愛は好きであればいいというものではありません。
特殊な事情を理解している相手でなければ、相手も自分のことを好きになってくれませんし理解が不足していれば長続きしないからです。
ただし、生まれ持った性別から見て異性が好きなX(エックス)ジェンダーの場合には、そのまま恋人が出来たとしてもノーマルな関係と見た目は違いがありません。
ですから、一般的な合コンやお見合いで出会い、恋愛をしていくことができます。
もちろん、そのまま何も説明をせずに結婚までたどり着けるかどうかは不明です。
それは二人の仲が深まって、相手がX(エックス)ジェンダーである事実を受け入れられるかによって変わります。
生まれ持った性別と同性が好きになる人、性別は関係ないX(エックス)ジェンダーであれば、LBGTの人たちが集まる場に行けば出会いが見つかる可能性があります。
X(エックス)ジェンダーの出会い・恋愛
ネットの普及やLBGTの一般的な認知度が高まったこともあって、ノーマルの人たちと同じように、X(エックス)ジェンダーの婚活パーティーや出会いパーティーなどがよく開催されています。
そういった場に参加すれば出会いを見つけることが出来るかもしれません。
厳密に言えば、X(エックス)ジェンダーは、LBGTとは異なる性のあり方ですが、お互いに性的マイノリティという立場なので理解して付き合うことも不可能ではありません。
でも、X(エックス)ジェンダーという人の中には、自分をLBGTとは違うものだという思いが強く、距離を置くこともあります。
そういうX(エックス)ジェンダーの場合には、あるがままの自分を受け入れてくれる人と自然に出会う機会を探さなければいけません。
バイセクシャルと似ているようで異なる性別に関係のない恋愛を求める人は、同じ中性であるX(エックス)ジェンダーの人同士で出会いを見つける事が多いです。
ネットのX(エックス)ジェンダーの出会いアプリも最近ありますね!
ネットなどにあるサークルなどで、同じ性別の悩みを抱えている人と繋がることができますから、その中で好きな人を見つけることが出来ます。
あとアセクシュアルと呼ばれるタイプの人の場合には、そもそもX(エックス)ジェンダーと違って、出会いすら求めることはありません。
アセクシュアルというのは性的な欲求も恋愛感情も抱くことがない人です。
そういった気持がわかなければ、誰とも恋人になることはできません。
ただし、勘違いしてはいけないのが、感情を持たないわけではないことです。
家族や友人に対する愛情や親しみは持っています。また、孤独が好きなわけでもありません。
性的な欲求を満たしたい、子供を作りたいということは置いておき、自分と一緒に生きていくパートナーを探したいという人はいます。
なので、法的に認められた結婚をすることもあります。その場合でも相手に特別な事情があることを説明して理解してもらう努力が必要です。